言語化しながら思考整理するヤツ

内省したいときとか、感想とか、ね

映画記録---ボーはおそれている

ネタバレにならないように書いてるけど

人によってはネタバレだ!ってなるかもなので

自衛してくださいませ。

 

 

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【ボーはおそれている】

んー、これも人生…?

パンズラビリンスみたいにリアリティもあり、

アンダーザシルバーレイクみたいな怖さのある

気の狂った映画だった。

 

序盤と終盤で印象が変わるのって映画だと

ごく普通だと思うんだけど、

この映画に関しては「最悪」から

違う雰囲気の「最悪」に変わるっていう

ずっと嫌な気持ちが留まり続けてた。

 

限りなく現実味のある、リアルな話の中に

程よくリアルなファンタジーだったり

妄想?幻想?が混ぜられてる部分が

いろんな人のレポにある

“インフルエンザのときにみる夢”って感想に

なる原因だとおもうんだけど、

私はめちゃくちゃリアルで誰にでも起こりうる、

誰の人生がボーであってもおかしくない、みたいな

リアルさを感じちゃってすごい不安だった。

夢みたい、とかファンタジーの言葉では

収まらないリアルさがあって、

現実の誰かの人生かもなーなんて思えた。

 

チャプターが変わるたびに違う怖さがあって

現実かファンタジーかわからないけど

あり得なくはない展開なところとかは

アンダーザシルバーレイクみがあるけど

テンポ感がゆっくりめだったから

じわじわずっと得体の知れない恐怖に

精神がやられそうだった。

 

人に気軽に勧められる軽さはなく、

一緒に観ようよなんてとても言えない。

また観るなら絶対一人で入り込める空間で。

 

ドッグマンみたいに、他人の人生を覗いてみようと

思うタイプの人なら観てみてほしいな。

 

私としては序盤と最後が特に怖かった。

 

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ここからネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボーは結局母親に恐れていたんだけど、母親もボーが怖がってて母親のこと愛してなくて、それでヒステリックだったところもあって。家族って難しいんだなー。どっちかが悪かったわけではなくて

母親が強過ぎてボーが萎縮してたり機嫌伺って言いたいことを抑えてたらあの性格になってたってことだよね。

 

自分の性格上、ボーが素早く動けなかくて突っ立ってたり意見が言えなくてモゴモゴしてるとき実はイラっとしてた。ほんと、フィジカル強くてよかったなおまえ?って気持ちでいっぱいよ。

 

アパートの鍵がなくなったり部屋荒らされたりしたときも、日本人だからか「はやく警察呼びな?」しか頭に浮かばなかったし。

変な家族の家で暮らしてた時も、ふつうに入院させてやれや…としか思えなかったな。異常すぎるだろあの環境。あの家の娘が気が狂っちゃうのも納得よね。それとお母さんは結局なんだったの?味方ヅラしたくせにすぐ殺そうとしてほんと理解できなかった。カメラ教えてくれた意味ありました?

森の劇団でのオジサンとの出会いもハッキリしなかったし。結局誰だったの?あの人お庭でも覗いてたよね。

実家行くためのヒッチハイクがスムーズすぎたのはおもしろかった。実家めちゃくちゃでかかったね。実家…での出来事はまだ脳の処理が追いついてないけど、エグい出来事が畳み掛けてきたな。

 

 

 

 

 

 

 

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ネタバレここまで

 

 

 

 

 

 

配信されたりしたら何かの片手間に観ようかな?何周かしてやっと分かる良さがありそう。

 

周りで観た人がいないので、SNSで感想漁ってみよっかな!

 

#ボーはおそれている #映画レポ #20240313

#映画 #洋画 #アリ・アスター